留学生の日常(atスンシル大学in韓国)

韓国のスンシル大学語学堂での1年間の留学生活を日記形式で綴っていきます!韓国でのお役立ち情報も書く予定です。

韓国留学 夏学期9週目④・日韓関係について私が思うこと

こんにちは、です。

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8月10日(土曜日)~8月16日(金曜日)

韓国の8月15日

日本で8月15日と言えば「終戦記念日

日本が戦争で負けて降伏した日な訳ですが、それは同時に韓国が日本の植民地支配から解放されたことも意味していまして・・・

 

韓国では8月15日は「광복절(クァンボクチョル・光復節)」という名前で日本からの独立を記念する日として定められています。

この日は公休日で、語学学校もお休みになります。

 

至る所に韓国の国旗も掲げられていました。

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私はこの日、普通に外に出かけましたが(その日のお出かけについては次の記事で書きます)、特に何もされたり言われたりはしませんでした。

が、正直少しの不安はありました・・・

普段は大丈夫でも、光復節ということで何かあったりするのだろうか・・・と😢

 

最近の政治的な日韓関係の悪化により、日本にいる家族や友達からの心配だけでなく、InstagramのDMなどでも「韓国でなにかされたり、言われたり、そういうことはないですか?」「今韓国に行っても大丈夫ですか?」という質問もたくさんいただきました。

 

そこで、韓国で6ヶ月間留学生活を送ってきた私の考えを書いてみたいと思います。

※あくまで私の経験や私の友達の話をもとに考えた、私の個人的な意見であるという点はご理解・ご了承いただければと思います。

また、少しでも理解していただけるよう努力しますが、私の文章能力の問題でもしかしたら誤解を招くこともあるかもしれません。その点も考慮に入れていただければ幸いです。

 

 

私が考える日韓関係

まず、韓国で日本人だからという理由で何か言われたりされたりしたことがあるのか?という質問について。

なにかされた、というのとは少し違うのですが、良くない気持ちになったことはあります。

それも、留学として来てからではなく、昨年(2018年)に初めて韓国に旅行に来たときのことで・・・

 

当時は韓国語をほぼ全く理解できない状態で、ある焼き肉屋さんで知り合いのお姉さんとご飯を食べているときのことでした。

お姉さんは韓国での留学経験があり韓国語がペラペラでしたが、私のために日本語で喋ってくれていました。

 

が、端から見ればただの韓国に旅行に来ている韓国語が出来ない日本人だったのでしょう。

横でご飯を食べていた男性のグループが何やら良くない雰囲気の話をしていることは、韓国語が全然分からない私でも肌で感じ取れました。

 

そして、あとからお姉さんが「さっき隣で日本の女の子はあーだのこーだの言ってた」ということを教えてくれました。

詳しくは教えてくれませんでしたが、その方々の口調の感じからしても結構な言われ方をしていたのだと思います。

 

直接言われた訳ではありませんでしたが隣でずーっとそういう話をされていて、私自身もいい気はしなかったし、ましてやお姉さんは全部何を言っているのか分かるからもっとしんどかったと思います。

 

 

が、それ以外は何もありません。

留学に来てから6ヶ月が経ちましたが、この半年間何もされたことはありません。

むしろ、「日本から1人で来たの?すごいね」「韓国語上手ね」「留学生活は楽しい?」「頑張ってね」と優しく声をかけてくださる方もたくさんいました。

 

私の周りには日韓交流会やサークルを通して知り合った友達が多いので当然と言えば当然かもしれませんが、日本の文化(アニメや漫画、音楽など)が好きという人日本に旅行に行って日本が好きになったという人もたくさんいます。

 

 

もちろん、こんな風に「日本製品の不買運動」もあるけれど・・・

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私の友達の中には、「日本のことが好きだからこそ、今回の不買運動に参加する。これを機にみんなに日韓関係についてもう1度きちんと考えて欲しい。」という人もいました。

 

また、「'反日’ではなく'反〇倍’だ」という言葉も何度か耳にしました。

「政治的、歴史的には問題があるけれど、日本という国、日本人自体を嫌いな訳ではない」のだと。

 

 

 

 

これまでの話を踏まえた上で、私自身の考えを話すと・・・

まず、私は「国」という概念が好きではありません。

このブログでも分かりやすく「〇〇人」などという書き方はしていますが、決してそういう言い方は好きではありません。

最近ではハーフやクウォーターの人も多いし、国籍と生まれ育った国が異なる人、さまざまな国を移住して故郷と言える場所がない人もいます。

そういった今日の世界で、「国」という概念にそこまでこだわる必要はないと思うんです。

 

そして、「愛国心」という言葉も好きではありません。

もちろん、海外に出れば日本食が恋しくなることもあるし、日本出身で言葉がスムーズに通じる友達といるのが楽ですが・・・

政治や経済の問題で「日本の得になる、損になる」という考え方はしたことがありません。

「愛国心」という言葉で、生まれ育った場所や話す言葉が違うだけなのに、誰かとの間に境界線を引いて、比べて、どっちが良い悪いを決めて欲しくないのです。

 

だから、日韓関係だけでなく、他の国際関係についてもそうですが、「この国は嫌い」「〇〇人は嫌」という言い方はしない方がいいのになと思います。

国籍というのはただの法的な分類であって、個人の中身を定めるものではありません。

綺麗事かもしれませんが、人と人との交流では「国」という概念に縛られず、その人自身の中身を見ることが大切だと思います。

 

 

日韓の間でいろいろ暴行事件やデモがあったり、その問題に対する発言が炎上したり・・・

そして、またそれに対するコメントが問題視されたり・・・

日韓関係の悪化を煽るような報道、発言のせいでどんどん情報量だけが増えて何が真実なのかも分からない状態にありますが、そこに「日本の味方」「韓国の味方」という考えを持たないで欲しいです。

それらはただの一個人、一団体の行動・考えであって、そこに「国」という概念を結びつけないで欲しいのです。

 

 

長くなりましたが、私としては、これ以上日韓関係が悪化せず、みんなが好きなように楽しく交流できるようになることを願っています。

 

 

 

 

最後までお読みくださり、ありがとうございました。

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それでは、また次の記事でお会いしましょう。あんにょん~

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